受診のきっかけ
17歳オス トイプードル
下顎先端の歯肉腫瘤
他院で生検切除 扁平上皮癌の診断
最近になって拡大してきたとのことで受診
所見と経過
一部融解壊死し膿混じりの悪臭を伴った流涎

飼い主様、外科処置は望まず
分子標的薬であるトセラニブ(パラディア®)試用
2週間後腫瘤縮小 流涎も減少

総括
トセラニブは、通常の抗がん剤と違って個体への副作用が少ない薬です。
肥満細胞腫という悪性腫瘍に対しての薬ですが、他の腫瘍に対しての効果も報告されています。
今回のケースでは、下顎骨切除が適応なのですが、手術は希望されなかったので、
効能外使用ではありますが、相談の上使用しました。
治療の選択肢の一つにはなるかと思われます。
